【夢の対談!】

第5波だのと騒がれている昨今ではありますが、波と波との合間の出来事。
『古処』のマスター、ママとはパラゴンの嫁入り以来、家族のようなお付き合いとなり、時折我が家で採れたトマトや、お米などを差し入れ方々お2人の様子伺いへ。。。
コロナ禍の間、ほとんど外出していないとのこと。

コロナも少し落ち着きはじめ、世の中が少しずつ動き始めた頃、私もトマト作業の合間をぬってジャズ喫茶巡りを再会。
その途中で、マスターのお宅へ伺っていた。

「今からコルトレーン・コルトレーン行くとね?連れて行ってくれんね」とマスター。
「喜んで!」
片付けもそこそこに、早速バタバタと準備し、マスターを乗せ出発!
ちなみにママさんは「もうジャズはいらない。行かない」とお留守番。
お店に着くとマスターは車を停める私など気にせず、スタスタと先に店内へ。
車を停め、私が後でお店に入ると、そこにはあり得ない光景が広がっていた。
『古処』のマスターと『コルトレーン・コルトレーン』のマスターがカウンター越しにタバコを咥え対談している!
20〜30年振りの再会らしい。
マスター: 「マスター、モーニンはまだ売ってなかね?」
コルトレーン・マスター:「それはさすがに手放しとらん」
マスター: 「よかったばい」

こんな会話の中に居ることがこのできる嘘みたいなひととき
コーヒーを淹れながらも、すぐにコルトレーンのマスターはレコードを選びターテーブルに乗せ針を落とす。。。
マスター: 「やっぱりカッコよかね〜」
マスター:   「マスター、最近どげんね?』


タバコをふかしながら、ときおりうつむきながらモーニンを聴く。
何も言わずそっとコーヒーを出すコルトレーンのマスター。

こんな奇跡のような夢のようなカッコイイ2人を眺め、あまりの異空間に私はそっと引き下がり、その異空間を目に焼き付けた。
ジャズ喫茶全盛期を味わい、楽しんできたであろうジャズ喫茶のマスター達
もちろん、苦労も沢山経験したに違いない。
私も盟友を見つけて、30年後ぐらいにはこんな素敵な『再会』のリクエストをカッコよくできる「ジャズ喫茶のマスター」になりたい。

音と珈琲 一粒万倍

大分・竹田のミニトマト農家=私達の家にパラゴンがやってきた!

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