パラゴン格闘記①19/06
初めまして。一粒万倍の顧問 R35sTuttiです。
この度、マスターご夫妻との不思議なご縁から「顧問」なる肩書をいただき、このお店のオーディオ部門等を任せていただくことになりました。
さて、オーディオ・マニア垂涎の銘機JBLパラゴンですが、皆さんのおっしゃるとおり、使いこなすのはとても大変。。。ポンと置いただけで鳴った!いい音で鳴って良かった!と喜んだのもつかの間。
聴いたり、いらっしゃったお客様達からのご指摘やご意見等をいただいている内に、あちらこちらと気になり始め、触り出したら、ともかく繊細極まりない「世界最高級のお姫様」であることに気づかされた次第。苦笑
そしてこのパラゴンは通常のスピーカーの常識だけでは推し量れないこともあり、ご指導いただける方を探していたのですが、初期型パラゴンで素晴らしいジャズの世界を繰り広げておられる大阪のSONNY師に巡り合うことが出来、ご指導を仰ぐことにしました。
とは言っても、メールでヒントをいただいているだけで、実際に調整しているのは私であり、出ている音の全ての責任は私にありますので、念のため。(ちなみに、この記事から何かをされた結果については一切責任を持てませんので、併せてよろしくお願いいたします。)
それでは、そんなこのお店のパラゴンとの格闘記。。。お楽しみいただけると幸いです。
まず、これまでパラゴンで確認したことは下記のとおりです。
1.仕様について
(1)パラゴンの背板にサンスイ・マークを発見
(2)ネットワークがLX5であることを確認
(3)以上より、このお店のパラゴンが下記のとおりではないかと推測
D44000(中期)
低域用:38cmコーン型 LE15Ax2
中域用:ホーン型 375+H5038Px2
高域用:ホーン型 075x2
ネットワーク:LX5、N7000
2.設置場所について
(1)移設当初
①天井の高い古処さんに置かれていた時のまま、15cm程度の台の上に設置
②その時の周波数特性(約5m離れた正面真ん中にて測定)
(2)移設
①台を外して、床に設置、併せて脚にカグスベールを接着
②その時の周波数特性(約5m離れた正面真ん中にて測定)
3.アッテネーターの調整
(1)古処さんのツィーター用の設定(一番左の目盛り4)を基準として作業開始
(2)ウーハー用: MIDに合わせた時が一番自然な感じ(古処さんでの設定のまま)
(3)ツィーター用:(ウーハー用をMIDにしたまま、ツマミを左右に回して確認したところ)目盛り4に合わせた時が一番自然な感じ(古処さんの設定のまま)で調整終了
(4)反省:ウーハー用をMID以外に合わせた時に対して、ツィーター用を変更してみなかったので、次回確認。
4.その他の確認
(1)パラゴンの位置移動
後ろの壁からの距離を①ほとんど隙間なし、②15cm、③30cm、④45cmと変えて聴き比べを実施したところ、③が一番良いように感じられた。
(2)吸音用絨毯
パラゴンの下から前にかけて絨毯を移動させてみたところ、1m程度離れた所に置いた時が一番自然な感じ。
(3)カーテンの開閉
パラゴンの左手に窓とカーテンがあるので、カーテンを閉じた状態から開けた状態まで聴き比べてみたところ、開けた状態の方がクリアな感じでクラシックを聴く時にはこちらが好ましかったが、ジャズ(サックス)を聴くとカーテンを閉じた状態の時の方がくぐもった感じが温かさにつながり、好ましく思えた。
さてこのレポートに対し、SONNY師からどのようなご指導をいただいたのか、それはまた次回の記事で。
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