パラゴン格闘記③19/07

こんにちは。R35sTuttiです。

前回、大阪のSONNY師から教えていただいたことに対し、今回我々がやった試行錯誤の結果は下記のとおり。

1.ウーハーのエッジの確認

(1)確認方法:①裏蓋を開ける正攻法で確認(注1) ②前の開口部からスマホを突っ込んで奥の方を撮影

(2)上記②での確認結果(注2)

①特に大きな劣化は認められず(10年程前、エッジ交換したとのこと)

②左と右の写真

2.アッテネーターの極性

(1)確認事項

①もう一方のチャンネルについても同様の接続になっているならば間違いないと思われるので、確認すること。

②モノラル音源を使用しスピーカーの前を右から左へとゆっくり歩き中央付近で音場が変わらなければこのままの接続でOK。

(3)確認結果

予測どおり左右同じ接続であり、上記②も試した結果、問題ないと判断。

3.各オーディオ機器電源のアース極性

(1)確認結果

①確認したところ、 大半のコンセントは問題なかったものの、それを集中させている電源タップから最後のコンセント挿し込み口が逆になっていたことが判明。

②正しい向きに変えて聴き比べたところ、一聴して豊かに聴こえるのは元の方なのですが、少し線は細くなるようにも思いますが、明らかにクリアな音質に。ピアノの打鍵音が全く変わり、全員ビックリ!

4.左右の音の違いを認識

(1)理由:パラゴンの設置場所は理想からかなり遠い。部屋の構造上、仕方がないとは言え、部屋の短辺に設置され、しかも片側が壁で他方はサッシなので、右と左の反響は恐ろしく異なると思われるから。

(2)認識方法:真正のモノラル音源のソースを用意し、右チャンネルだけ、そして左チャンネルだけをプリアンプでセレクトし音色の違いを確認する。

(3)実験結果

①モノラル録音の演奏を左右で聴き比べたところ、その音の違いは実に衝撃的。

②測定結果

a.それぞれの開口部前にて測定した左と右

これだけなら、まだそれほどの違いは感じられないのですが。。。

b.測定位置をスピーカーから約3.7m離れた位置に変更するとこんなにも違いが出ていました。

4.左右の音響の違いを揃える

(1)理由:パラゴンの中域がリフレクターを使用して左右に反射しており、音全体を左右別々にチューニングすることはできないので、これはものすごく大切。

(2)実施方法

①プリアンプでのイコライジングでは左右別々の調整はできないので、大きな部分はスピーカーのアッテネーターで主要部は整えることになる。

②従ってこのような部屋の場合、右左が同じアッテネーターの位置になることは無い。

⑥営業時に聴取する際の音量を保ってチューニングすることが肝要。

⑩これらの作業は必ずCDでおこなってからレコードの手順で進めること。(今回はCDのみ)

(3)試行錯誤した結果

①アッテネーターのツマミを下図のとおりに変更

a.左スピーカー用

b.右スピーカー用

②それぞれの開口部前にて測定した左と右

③上記と同じ測定位置にて測定した左と右

④聴感上の結果

やっぱり音色が違うが、残念ながら時間切れにつき、今回はこれにて実験終了。

正直なところ、疲れ果てました。


上記(注)やこの時の状況、その他の試行錯誤については、また次回の記事で。


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