命名「一粒万倍(イチリュウマンバイ)」

お店の名前は「一粒万倍」としました。

「稲穂は一粒の籾(モミ)が実って万倍にもなる」という意味を持つこの言葉に「我々の生まれ育った大分・竹田という地に蒔いたこの一粒の種、すなわち、ジャズを始めとする音楽文化が、今後じっくり広がっていきますように!」という願いを込めて、名づけました。

思い起こせば、昨年2018年の9月13日。天赦日、大安、一粒万倍日が重なった私たち農家にとっては、特別な日。この日をめがけて私たちは何かを見つけるために、これまでの流れを変えるために行動をおこしました。

それがこのお話にどうつながったのかは定かではありませんが、古処さんのパラゴンが来て以来、多くの方々と知り合うことが出来ました。その皆様や仲間に色々助けていただきました。

言葉ではうまく表現し切れない感謝の気持ちでいっぱいでしたが、その一方で思っていたこと。この先、どうなっていくんだろう?

初めての経験ばかりで不安が先立ち、更には、こんなに恵まれていていいのだろうか?どのようにお返しすれば…とずっと焦っていたのも事実です。

でもここに至って、ようやく目標が定まり、一粒の種が万倍になっていく様がイメージ出来るようになってきました。

古処さんの常連さま、パラゴン、オーディオ、音楽をこよなく愛される方、そんな皆様がご友人の方々を誘ってお越しくださいました。素人の私たちを温かく見守って、アドバイスをくださいました。

そんな皆様のお気持ちを受けて芽生えた目標は、いただいたものをしっかり守り、独り占めせず、皆様にゆったりとした時間を過ごしていただくこと。

そして、お越しいただいた皆様にご満足いただけるようなおもてなしが出来るよう、懸命に考え、一つ一つ実現していくこと。

それが、皆様へのご恩返しの第一歩。

まずは、今の私たちの身の丈に合った箱=自宅の居間で開業いたします。

最初はパラゴンに見合った箱を建てたくなったのですが…残念ながら先立つものがありませんし、私たちの実力も今はまだそこまでありません。

でも、テンポはスローでもビートを刻むことだけは忘れず歩み続けますので、いつかその日が訪れるはず。この一粒が万倍に広がるはず。

そんな日を夢見て、地道に努力を積み重ねて参りますので、是非一度お越し賜りますよう、お願い申し上げます。

 2019年2月&9月 一粒万倍日    猪野精一郎・美智子


【追記1】お詫び

これまで多くの方々がご訪問くださいました。当初はそれを一つ一つ記事にしてアップしたいと考えておりましたが、とても内容が濃過ぎて書き切れないことがわかりました。

今後も出来る限りアップしていきたいと考えておりますが、取り上げられなかった時も心から感謝している気持ちに変わりはありませんので、ご容赦賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

【追記2】一粒万倍のロゴについて

マスターがパソコンのペイントでデザインしたこのロゴですが、芽を出したトマトの種と一粒の珈琲豆をあしらった八分音符は私たち二人を、茶色い「土」は私たちの母なる大地と顧問のR35sTuttiを意味しています。

また、私たちの父である古処さんをマスターの好きな「I remember Clifford」に引っ掛け、「I remember 古処」と記載。

左隅のQRコードには、R35sTuttiがうちを紹介してくれたサイトにリンクしておりますので、もしよろしければ、そちらもご覧ください。



音と珈琲 一粒万倍

大分・竹田のミニトマト農家=私達の家にパラゴンがやってきた!

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